英国でのNMRパイプテクター®-NMRPT-導入先紹介 5つ星ホテル「ロイヤルガーデンホテル」の事例

「ロイヤルガーデンホテル ロンドン」で導入された「NMRパイプテクター」

建物の経年によって、給水配管の劣化が進むと、配管内部の赤錆により、蛇口から赤い水が流れるような場合があります。

これを赤水といい、赤錆が水中に溶け出している事により起こります。

この問題を赤錆防止装置NMRパイプテクター®は解決する事ができます。

実際に赤水を解決し、NMRパイプテクター®による防錆効果を立証した事例として、英国のロンドンにある5つ星ホテル、ロイヤルガーデンホテルでの導入事例について紹介いたします。

ロイヤルガーデンホテルについて

ロンドンの中心部にあるロイヤルガーデンホテルは、最寄りのハイストリート・ケンジントン駅から、徒歩で5分の場所にあります。 

立地に恵まれており、観光スポットのロイヤルアルバートホール、ケンジントン宮殿や、人気のショッピングエリアであるサウスケンジントンが徒歩圏内にあります。ロイヤルガーデンホテルは5つ星ホテルである事から、ホテルの設備も充実しており、利用者からは、高い評価を得ています。                      

1965年にロイヤルガーデンホテルは建てられ、築55年以上が経った2020年現在でも、多くの利用者がいますが、建物の老朽化問題は避けられません。

実際にロイヤルガーデンホテルで建物の老朽化により、起こっていた問題は次のようなものです。

配管内の赤錆により赤水、漏水が発生

NMRパイプテクター®導入前のロイヤルガーデンホテルでは、給湯配管からの赤水の発生や漏水が発生する程、配管の赤錆腐食が進行していました。

その問題は、ホテルの業務に影響を与えるまで進んでいたことから、早急な対策が必要でした。

配管更生工事を実施した場合、必要な費用としてロイヤルガーデンホテルでは、休業補償まで含め650~700万ポンドかかると見積もられていました。日本円に換算すると10億円という膨大な金額です。

一方、ロイヤルガーデンホテルで赤錆防止装置NMRパイプテクター®の導入により、配管内赤錆劣化の問題を解決した場合の費用は、15万ポンド(約2,500万円)で済むと試算されました。

費用の面だけでなく、断水の必要や休業の必要もNMRパイプテクター®の導入工事には必要ない事から、2007年にロイヤルガーデンホテルはNMRパイプテクター®の導入を決定しました。

NMRパイプテクター®-NMRPT-の起こす現象

赤錆に対し、水分子の持つ電子(水和電子)を利用して還元を起こし、黒錆に変える事ができるのがNMRパイプテクター®の特徴です。

この時に赤錆の表面に黒錆の被膜が形成されます。黒錆は赤錆と異なり、水に溶け出さない固い結晶の不動態なので、赤錆の発生を止める事ができます。また、配管は黒錆により強化されます。

黒錆は赤錆の体積の1/10以下であることから、配管内の赤錆閉塞は、黒錆への還元によって改善し、減少していきます。

黒錆を鉄の表面の防錆コーティングとして古くから日本で利用しているものに、南部鉄瓶や中華鍋があります。

長期間持続するNMRパイプテクター®-NMRPT-の防錆効果

建物寿命まで配管寿命を延命する事を目的として、NMRパイプテクター®は設計されています。

その為に、NMRパイプテクター®は適正な使用条件下であれば、40年以上の長期に渡り、防錆効果が持続します。

ロイヤルガーデンホテルにNMRパイプテクター®を導入した、その後について紹介していきます。

給湯本管へ3台のNMRパイプテクター®-NMRPT-を設置

2007年にロイヤルガーデンホテルは、赤水や漏水の発生していたボイラー室内の給湯本管に3台のNMRパイプテクター®を導入しました。

そして、導入後の防錆効果の検証の為、採水検査をNMRパイプテクター®の導入前、導入25日後、導入36日後に実施しました。

採水検査の結果は、NMRパイプテクター®導入前の水は赤錆による鉄分値が2.79㎎/ℓであり、これは英国の水質基準値0.2㎎/ℓを大幅に超える数値で、配管内の赤錆劣化が非常に進んだ状態である事を示しています。 

NMRパイプテクター®導入25日後の採水結果では、鉄分値は0.016㎎/ℓと大幅に鉄分値が減少し、この時点で水質基準値内となりました。            また、鉄分値の減少により、赤茶色になっていた給湯管内の水は、無色透明となっている事が確認されました。

NMRパイプテクター®導入36日後では鉄分値は0.013㎎とより減少し、この結果でNMRパイプテクター®は新しい赤錆の発生を完全に防止し、今まである赤錆を水に溶けない黒錆へ還元させた事を立証しました。

ロイヤルガーデンホテルで長期的に防錆効果を発揮

ロイヤルガーデンホテルでNMRパイプテクター®の導入前に問題になっていた給湯管の漏水は、NMRパイプテクター®導入後は、建物内のいずれの個所や部屋でも発生しなくなりました。

NMRパイプテクター®の導入から7年が経過した時に、ロイヤルガーデンホテルでは、給湯配管内の配管内検査を実施しています。

検査結果では、改めて赤錆であった配管内部が黒錆になっていることが確認され、継続して防錆が行われている事が改めて立証されました。

配管の劣化問題により、ホテルの営業に支障をきたす事は無くなり、NMRパイプテクター®はランニングコストも必要ない為に、大幅に費用の削減が出来たと、ホテルの方も導入に大変満足していただいています。

現在、ロイヤルガーデンホテルでは、NMRパイプテクター®の導入による様々なメリットを実感した事で、空調冷水の配管用に今後、NMRパイプテクター®の追加導入を検討していただいています。

配管の延命はもちろん、建物の配管維持に必要な費用を削減する為にも、NMRパイプテクター®を是非ご検討ください。


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