埼玉県越谷市にある「ライオンズマンション越谷北」は2010年11月にNMRパイプテクターを導入しました。
当時のマンション管理組合の理事長であった北澤邦雄さんは「導入して、この11月で丸6年が経つ。内視鏡調査によると、赤さびの成長がみられず、若干ながら体積の収縮が見られるので黒さび化が進んでいると判断している」とお話ししています。
当時、抜管調査で配管継手部の赤さび発生が指摘され、理事長に就任したその年の3月の総会で、「給水管更生工事実施検討」議案が了承されました。 理事会は配管の更生工法にオゾン洗浄、クエン酸洗浄、電気防食、ライニング工法などを検討していましたが、ある理事が電車広告をみたということから「NMRパイプテクター」の存在を初めて知りました。
日本システム企画からNMRパイプテクターの説明を受け、ブレーキ研究技術者の北澤さんは『使用耐用年数が40年』というところに特に惹かれたそうです。
「仮に40年かけて、今の赤さびが黒さびになったとする。黒さびになればそれ以降はさびないし、赤さびの体積も収縮するので、少なくともその後は20〜30年持ち、理想的には計60〜70年経つ。つまり建物の寿命までこのままでいける計算だ。」「お金が有り余っているわけではない。できるだけ経費削減していかないと、今後の管理組合の運営が厳しい」と考えていただけに、NMRパイプテクターに魅力を感じました。
さらに導入実績がマンションだけでなく、数多くの日赤病院や虎ノ門病院分院、東京理科大学神楽坂・野田キャンパスなどに導入されていることや、「効果がなければ装置を取り外して返金してくれる」という点でNMRパイプテクターに対する信用度が増しました。
最終的に理事会で説明を受け了承され、検討からわずか半年後の2010年10月に臨時総会を招集、満場一致で導入が決まり翌月にNMRパイプテクターが設置されました。
長期修繕計画ではライニング工事で立案されていたが、実際はライニング工事の約3分の1の金額で済んだため、その後管理組合は照明器具のLED化をするなど修繕積立金の有効活用を果たすことができました。
「当マンションでは来年か再来年には大規模修繕工事が予定されているし、今後はエレベーターの更新もスケジュールに登る。理事会が予想していた以上にパイプテクター導入金額が低かったので、こうした費用にも回せる」と北澤さんは語りました。