犠牲電極や防錆剤での配管防錆効果がなかったケンブリッジ大学のクライスツ・カレッジでもNMRパイプテクター®-NMRPT-は防錆効果を立証

多くのNMRパイプテクター®導入実績のある英国の中で、今回はケンブリッジにある名門大学、ケンブリッジ大学クライスツ・カレッジでのNMRパイプテクター®導入事例を紹介いたします。

多くの優秀な卒業生を送りだしてきたクライスツ・カレッジ

現在、31のカレッジを有するケンブリッジ大学ですが、その中のクライスツ・カレッジのトッド棟では空調温水配管内で赤錆腐食が進行し、早急な対策が必要であった為に、NMRパイプテクター®を導入しました。

クライスツ・カレッジの卒業生には、チャールズ・ダーウィンやノーベル生理学・医学賞を受賞したマーティン・エヴァンズ、ノーベル化学賞の受賞者であるアレクサンダー・トッド等の、非常に優秀な卒業生が多数いる事でも知られます。今回のクライスツ・カレッジのトッド棟は、アレクサンダー・トッドの名から付けたものです。

NMRパイプテクター®-NMRPT-の導入経緯

空調温水配管内で、赤錆腐食が進行していたクライスツ・カレッジですが、これまでに何も対策をしてこなかった訳ではありませんでした。トッド棟は、NMRパイプテクター®の導入前の2008年に、犠牲電極での防錆対策を実施しています。犠牲電極による防錆は、犠牲電極に含まれる金属が溶け出す事で電子を放出し、配管の鉄の酸化を防止するものです。しかし、犠牲電極での防錆効果は見られず、他の防錆対策を新たに実施する必要がありました

他にも年に一度、空調温水配管内への防錆剤の投与も実施していましたが、赤錆による水中の鉄分値の減少は見込めず、また、防錆剤は人体への悪影響の懸念もありました。そこで新たな防錆対策として検討された、NMRパイプテクター®は、英国ではバッキンガム宮殿や、英国国会議事堂、ハロッズデパート等の有名施設での防錆実績も豊富であったことから、導入が決定しました。

立証されたクライスツ・カレッジでの防錆効果

赤錆を黒錆に変え、配管内を強化させるNMRパイプテクター®は、特定の電磁波により、配管内を流れる水にNMR(核磁気共鳴)を起こし、水の流れる力により、剥離放電した水和電子(水分子の自由電子)が赤錆を黒錆に還元します。

黒錆の特徴は、赤錆と異なり、水に溶けない硬い結晶であることです。NMRパイプテクター®の防錆効果によって配管内に被膜を形成した黒錆は、配管を強化します。また、赤錆による配管内閉塞は、黒錆の体積は赤錆の1/10程の為に縮小改善します。

クライスツ・カレッジのトッド棟の空調温水配管に、2013年にNMRパイプテクター®が導入され、防錆効果の確認の為に行った水質検査では、導入前の空調温水配管の循環水に含まれる鉄分値は43.8mg/ℓと赤錆により、非常に高い数値となっていました。導入3週間後の検査では、18.0mg/ℓと鉄分値は大幅に減少しました。この時点で防錆効果はすでに表れていますが、それでも元々の鉄分値が高かったので、まだまだ鉄分値は減少する余地がありました。この後もNMRパイプテクター®の防錆効果による、赤錆の黒錆化は進み、導入から約1年後の検査では、0.5mg/ℓまで鉄分値は減少し、完全に赤錆腐食の止まった事が確認されました。この防錆効果は最低でも40年以上持続するので、配管は長期間延命できる事になりました。

NMRパイプテクター®-NMRPT-の導入には現状の配管状態調査と防錆効果の検証を行うので、安心して導入いただけます

今回のクライスツ・カレッジのトッド棟では、配管内の赤錆腐食が深刻であった為に、NMRパイプテクター®導入前の赤錆による鉄分値が非常に高いものでしたが、その状態でもNMRパイプテクター®の防錆効果は有効で、赤錆腐食の完全停止を行い、すでにある赤錆の黒錆化で配管強度は向上し、長期使用が可能な事が立証されました。

配管内の赤錆腐食が酷く、配管更新しか対策がないかも知れないとお考えでしたら、是非一度弊社までお問い合わせください。現在の配管状態を確認し、調査報告書と提案書を無償で提出します。その後、NMRパイプテクター®を試験設置し、防錆効果の検証結果を確認した後に、導入を検討いただく事が可能です。

「ケンブリッジ大学クライスツ・カレッジ」にも導入された
NMRパイプテクター

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