バッキンガム宮殿へ導入されたNMRパイプテクター®-NMRPT-

NMRパイプテクターを導入した「バッキンガム宮殿」

場所によって変わる水の大切さ!

清潔な環境や快適な暮らしを維持する為に水は、飲用はもちろん生活全般に欠かせません。赤錆を還元し黒錆化する、日本システム企画株式会社のNMRパイプテクター®は配管を強化し、大切な水をまもる心強い製品です。マンションだけではなく様々な建物、重要施設で導入されているNMRパイプテクター®は、国内にとどまらず海外でも多くの導入実績を誇ります。今回はバッキンガム宮殿に導入された、NMRパイプテクター®の事例をご紹介します。

バッキンガム宮殿の紹介

英国のロイヤルファミリーであるウィリアム王子とキャサリン妃が、バルコニーに並んで国民に姿を見せている結婚式当日の映像などを見たことはないでしょうか。
それがバッキンガム宮殿です。
赤い制服に高さのある黒の帽子がトレードマークの、衛兵の交代式でも有名なロンドン中心部にある宮殿で、観光名所にもなっています。
現在はエリザベス女王の住まいでもある英国皇室の正式な住居で、英国を代表する建造物の1つです。

バッキンガム宮殿の現在まで

1703年にバッキンガム公爵が建てたのがはじまりで、当時のバッキンガム宮殿は、バッキンガムハウスと呼ばれる邸宅でした。1761年にジョージ3世が譲り受けたことで王室とのかかわりができます。 その際、質素なものを好んだジョージ3世は派手な装飾等を取り払ってしまったといいます。
しかし息子のジョージ4世は建築家ジョン・ナッシュに依頼して、ルネッサンス様式からネオ・クラシック様式へと全体の様相もガラッと変わる大幅な増築を行いました。古い塔の立て直し、ナポレオンからの勝利を記念した凱旋門(現マーブル・アーチ)の建築、宝飾品を散りばめたセンター・ルームなど、大規模且つ華やかなものでした。しかし12年にも及ぶ大工事でしたので、費用は当初の3倍にも膨れ上がり、ジョン・ナッシュは解雇され凱旋門の完成をもって改装を終了します。
改装工事未完のままバッキンガム宮殿の主は、後に「大英帝国の母」と呼ばれる、若き日のヴィクトリア女王へと移ります。ヴィクトリア女王の夫であったアルバート公は未完であった工事に着手、その大部分を完成させました。女王は即位の際バッキンガム宮殿へ移り住み、1837年に皇室の正式な居城となりました。
私たちの知る現在の姿は、その息子のエドワード7世やジョージ5世とメアリー王妃の改築を経て完成しました。
敷地面積1万坪、部屋数775、日夜800名ものスタッフが勤務する大住宅です。 まさに英国女王の居城にふさわしい姿といえます。

バッキンガム宮殿が持つ他の役割

バッキンガム宮殿内には女王のプライベートルームの他に執務室や接見室、王室庁の事務本部、美術館、舞踏会場などもあり、宮殿には800名にも及ぶスタッフが勤務しています。
年間の招待客数は4万人にも上り、王室の式典や祝賀会、国家行事、晩餐会などに使用し、迎賓館として諸外国の賓客をおもてなしする役割があります。
バッキンガム宮殿は、諸外国の首脳陣や各分野の権威、著名人などをもてなし、時には宿泊にも使用する場所ですから水道管から赤水が流れてきたら大変です。
英国王室のしかも女王の宮殿でありながら、浴室やトイレなどから赤水が出るというのは決して外聞のよいものではありません。しかしすでに、バッキンガム宮殿では赤錆の被害に悩まされていました。では、どのような経緯でNMRパイプテクター®導入に至ったのでしょうか。

NMRパイプテクター®-NMRPT-導入のいきさつ

NMRパイプテクター®をバッキンガム宮殿が導入したきっかけは、老舗百貨店ハロッズ・デパートからの推薦でした。英国を代表するデパートで、 チャールズ・チャップリンやローレンス・オリヴィエ、ヴィヴィアン・リーなど数々の著名人が上顧客として利用してきました。日本の三越百貨店(現・三越伊勢丹ホールディングス)はハロッズをモデルに誕生したといわれています。
2006年3月、給湯配管の赤錆が原因でハロッズの客用トイレで赤水が出ました。その為、急遽NMRパイプテクター®を赤錆防止の為に導入しました。 その結果、約1.5ヶ月後には赤水の発生は完全に停止しました。
同じく赤錆の問題を抱えていたウィンザー城へハロッズの役員は、NMRパイプテクター®を紹介しました。 ウィンザー城は現在も使用されている城のなかで最も古い世界最大級の居城で、イギリス南東部に位置しています。
ウィンザー城では、NMRパイプテクター®を2006年11月に問題のあった給湯設備に設置。赤茶色だった湯水は42日後には透明なものへと変わり検証を終了しました。
この場所は、毎週末エリザベス女王陛下が滞在する、クイーンズタワーの給湯設備がある場所でした。その後、NMRパイプテクター®は同じく赤錆問題が発生していたバッキンガム宮殿へ導入されることになりました。

NMRパイプテクター®-NMRPT-の防錆効果

NMRパイプテクター®は2007年1月、6ヶ所のポンプ室の内、女王陛下用の1ヶ所のポンプ室だけ、バッキンガム宮殿に設置されました。
当時バッキンガム宮殿では空調温水配管と給湯配管に亜鉛メッキ鋼管を使用していた為、リザベス女王の部屋用に設置してあるこれら配管内の循環温水は、赤錆により使い始めからしばらく赤茶色でした。この赤茶色の水を透明にする事と、配管の延命を目的としてNMRパイプテクター®が設置されました。
設置前、空調温水配管の鉄分値は16.6mg/lと非常に高く、配管内に赤錆が大量に発生していることは明らかでした。その後、NMRパイプテクター®を設置し、24日後に再度検査をすると0.46mg/lまで低下して基準値である1.0mg/lをクリアしました。 そして水の色も透明に変化していました。 また、給湯配管では設置前2.8mg/lだったものが 24日後には0.018mg/lと水質基準値である0.2mg/l以下となり、水の色も透明になりNMRパイプテクター®はその高い赤錆防止効果を立証しました。

優れたNMRパイプテクター®-NMRPT-の防錆効果

バッキンガム宮殿は、2017年から2027年までの予定の総額4億ポンド(日本円で550億円相当)近い費用がかかる大規模な改修工事に入りました。 ボイラーや一部配管の更新などもありますが、主に電気系統を中心としたものです。 大規模な改装ではありますが、宮殿全体の設備から考えれば、その一部に過ぎません。バッキンガム宮殿には775もの部屋があり、20mもの長さのあるスローン・ルーム(謁見室)や515mもの長い廊下があるなど、1部屋・1施設ごとの広さも想像以上のものです。 NMRパイプテクター®を導入せずに配管の更新を続けていれば問題解決に時間がかかる上に相当の費用が余計にかかったと思われます。
また女王陛下の部屋周辺には、安全保障上の問題が立ちふさがります。 工事関係者であっても原則立ち入り禁止のため、安易に工事に踏み切れないのです。 この問題もNMRパイプテクター®は難なく解決してしまいました。 女王陛下の部屋周辺に業者が立ち入る必要はなく、工事の騒音で困らせることもありません。 実にスマートです。 世界に誇る英国王室に合った解決手段だったのではないでしょうか。
以上のように、NMRパイプテクター®はコストパフォーマンスに優れた製品で、配管更新をする場合、例えばマンションであれば1戸あたり60~100万円程の費用が掛りますが、 NMRパイプテクター®では、その5分の1~10分の1まで費用を削減する事ができます。
赤水・赤錆に心当たりのある方は一度検討してみてはいかがでしょうか。


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