NMRパイプテクター®-NMRPT-の防錆効果を日本大学工学部が独自で検証

NMRパイプテクター®-NMRPT-の防錆効果を最大限に活かせる導入を提案いたします

配管内赤錆防止装置NMRパイプテクター®は、これまで4200棟以上の建物で導入実績があります。NMRパイプテクター®の導入にあたっては、専門の技術員が事前に現地の調査を行い、NMRパイプテクター®が該当配管で最適な防錆効果を発揮できる設置箇所を選定しています。配管内の状況を内視鏡により確認しますので、お客様に赤錆劣化の具合を見ていただく事も可能です。

防錆効果検証の実施でNMRパイプテクター®-NMRPT-導入後も安心です

導入の際には都度、防錆効果の検証を行い安心してNMRパイプテクター®の利用が出来る環境を提供しています。防錆効果の検証については配管内の水の採水、または、フィルターによる赤錆捕捉を行い、第三者の公的検査機関に提出し、NMRパイプテクター®の導入前と導入後の水中に含まれる鉄分値の比較で、赤錆腐食の改善について判断します。赤錆腐食が進んでいる配管の水は、赤錆の水中への溶け出しにより、鉄分値が高くなりますので、NMRパイプテクター®の防錆効果が発揮されていれば、鉄分値が減少している事で赤錆腐食が停止されている事が確認できるのです。また、採水時には設置先関係者の方の立会いをお願いしており、お客様自身が実際の作業を確認される事で、水質検査の結果についてもご安心いただける様に心がけております。

日本大学工学部ならではのNMRパイプテクター®-NMRPT-導入事例

NMRパイプテクター®の製造元である、日本システム企画(株)の技術員とお客様の立会いにより効果検証を実施し、それを公的検査機関によって水質検査するのが通常ですが、日本大学工学部への導入時には、水質検査を実施できる設備が同校にあった事で、日本大学工学部が独自でNMRパイプテクター®の防錆効果検証を実施したという特殊なケースです。では、実際の防錆効果検証結果等について紹介していきます。

当初は半信半疑だった日本大学工学部でも驚きの結果に

日本大学工学部の研究棟は2001年当時、築36年が経過し、給水管の老朽化により、週始めになると配管内の赤錆腐食によって水に着色が起こる「赤水」が出ていました。同校の髙松事務局長が対策について苦慮していたところ、配管更新と比べ大幅に費用を削減し配管の防錆ができる、NMRパイプテクター®を知りました。

NMRパイプテクター®は配管の外側に装着するだけで、一カ月程で赤錆の進行が止まるとの事で当初はその防錆効果に半信半疑でした。そこで同校は工学系の大学で水質検査を自前で実施できる事から、NMRパイプテクター®の設置前、設置後の水質検査を同校自身で行う事を条件に導入を決定しました。水質検査の実施は、物質科学工学科の平山教授が行っています。設置した8号館の導入前の水中の鉄分値は7.80mg/ℓであり、これは水道法水質基準値が0.3mg/ℓである事からも、赤錆腐食がかなり進行している事がわかります。導入4週間後の検査では、鉄分値が0.11mg/ℓとなり、この時点で水質基準値以下となる大幅な鉄分値の減少が確認されました。導入6週間後の検査では、鉄分値が0.03mg/ℓとさらに減少が確認されました。水質検査は8号館の他に、9号館、10号館でも行っており、ほぼ同じ値まで鉄分値が減少している事が確認されました。この結果には、当時の髙松事務局長も大変驚いたと感想を述べており、NMRパイプテクター®の防錆効果の高さを確認頂きました。

日本大学工学部でのNMRパイプテクター®導入による配管防錆の成功は、配管設備の修繕費の削減や、施設維持に関する非常に有益な内容であった事から、私立の教育機関を対象とした「全私学新聞」の平成14年7月13日号に取材記事として掲載されました。

今回は、導入先自身で水質検査を実施し、防錆効果を確認できたという、改めてNMRパイプテクター®の防錆効果を立証する事ができた特別な事例です。

日本大学工学部での導入によりNMRパイプテクター®は、より一層自信をもって、また、安心して導入いただける装置となりました。

東京理科大学野田キャンパスでNMRパイプテクター®-NMRPT-を導入

千葉県野田市に位置する、東京理科大学野田キャンパス内の生命医科学研究所では築10年が経過し、亜鉛めっき鋼管を使用している空調冷温水配管では、配管内を循環している水が、赤錆腐食により茶褐色に変色している「赤水」状態となっていました。このまま赤錆腐食を放置すれば空調効率の低下や、酷い場合には漏水を起こし、大変な損害を与えます。この対策の為に同施設では2008年2月、配管内赤錆防止装置NMRパイプテクター®を導入しました。

短期間で「赤水」を改善したNMRパイプテクター®-NMRPT-の防錆効果

NMRパイプテクター®導入による防錆効果検証の為に、採水での水質検査を行いました。導入前の空調冷温水配管内の水の水質検査の結果は、水中の鉄分値が6.0㎎/ℓと、赤錆による鉄分値の上昇が高く、配管内の赤錆腐食が深刻である事が改めて確認されました。

NMRパイプテクター®導入2週間後に、同一の条件で水質検査を行ったところ、水中の鉄分値は0.5㎎/ℓまで減少している事が確認されました。これは大幅な鉄分値の減少であり、この時点で濁っていた水は透明に改善し、その防錆効果は一目瞭然な結果でした。

導入4週間後にも水質検査を行い、0.3㎎/ℓにまでさらに鉄分値が減少し赤錆腐食が完全に停止した事が立証されました。NMRパイプテクター®により新規の赤錆発生が完全に防止され、すでにある赤錆の表面が水に溶けない黒錆に変化してはじめて水中の鉄分値は減少するので、その事が検証されました。

NMRパイプテクター®は、この防錆効果が最低でも40年以上継続する設計となっているのでこれにより、長期にわたって安心した配管維持が可能となりました。

長期防錆効果を継続するNMRパイプテクター®-NMRPT-だからこそ可能なコスト削減

NMRパイプテクター®は、建物寿命まで配管を延命する事を目的とした装置です。配管を長期延命する為には、当然、装置自体も長期にわたり防錆効果を発揮し続けなければなりません。40年使用可能なNMRパイプテクター®導入では、現在NMRパイプテクター®を設置している建物だけでなく、今後、建替えした際に、建替え後の建物にNMRパイプテクター®を移設する事で継続される防錆効果を考慮し、建替え後の建物には高額なステンレス配管ではなく、ライニング鋼管の使用で配管材料コストを削減する事まで可能にします。具体的には、これまで使用していた亜鉛めっき鋼管や塩化ビニルライニング鋼管といった管材から、建替え後の建物では腐食対策の為にステンレス管を検討していた場合、NMRパイプテクター®の移設で防錆効果は十分な為に、高価なステンレス管を使用せずに建替えが可能となります。

また、ステンレスは錆にくい材質ではありますが、エルボー部などの熔接部は錆びないという訳ではありません。ステンレス管でも結局、配管内の状態について安心できるものではない事に注意が必要です。NMRパイプテクター®の防錆効果は長期にわたるものですが、この間のランニングコストは不要になります。

また装置に過度な衝撃や振動、通常の環境外の高温等がなければメンテナンスも不要です。

この様にNMRパイプテクター®は長期的に見ても非常に費用削減に優れた防錆装置である事が分かります。また、装置移設の際には、日本システム企画(株)の専門の技術員により作業いたしますので、移設後も安心してNMRパイプテクター®をお使いいただけます。

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