空調管でも優れた防錆効果を発揮 東京理科大学でのNMRパイプテクター®-NMRPT-導入事例

東京理科大学野田キャンパスでNMRパイプテクター®-NMRPT-を導入

千葉県野田市に位置する、東京理科大学野田キャンパス内の生命医科学研究所では築10年が経過し、亜鉛めっき鋼管を使用している空調冷温水配管では、配管内を循環している水が、赤錆腐食により茶褐色に変色している「赤水」状態となっていました。このまま赤錆腐食を放置すれば空調効率の低下や、酷い場合には漏水を起こし、大変な損害を与えます。この対策の為に同施設では2008年2月、配管内赤錆防止装置NMRパイプテクター®を導入しました。

短期間で「赤水」を改善したNMRパイプテクター®-NMRPT-の防錆効果

NMRパイプテクター®導入による防錆効果検証の為に、採水での水質検査を行いました。導入前の空調冷温水配管内の水の水質検査の結果は、水中の鉄分値が6.0㎎/ℓと、赤錆による鉄分値の上昇が高く、配管内の赤錆腐食が深刻である事が改めて確認されました。

NMRパイプテクター®導入2週間後に、同一の条件で水質検査を行ったところ、水中の鉄分値は0.5㎎/ℓまで減少している事が確認されました。これは大幅な鉄分値の減少であり、この時点で濁っていた水は透明に改善し、その防錆効果は一目瞭然な結果でした。

導入4週間後にも水質検査を行い、0.3㎎/ℓにまでさらに鉄分値が減少し赤錆腐食が完全に停止した事が立証されました。NMRパイプテクター®により新規の赤錆発生が完全に防止され、すでにある赤錆の表面が水に溶けない黒錆に変化してはじめて水中の鉄分値は減少するので、その事が検証されました。

NMRパイプテクター®は、この防錆効果が最低でも40年以上継続する設計となっているのでこれにより、長期にわたって安心した配管維持が可能となりました。

長期防錆効果を継続するNMRパイプテクター®-NMRPT-だからこそ可能なコスト削減

NMRパイプテクター®は、建物寿命まで配管を延命する事を目的とした装置です。配管を長期延命する為には、当然、装置自体も長期にわたり防錆効果を発揮し続けなければなりません。40年使用可能なNMRパイプテクター®導入では、現在NMRパイプテクター®を設置している建物だけでなく、今後、建替えした際に、建替え後の建物にNMRパイプテクター®を移設する事で継続される防錆効果を考慮し、建替え後の建物には高額なステンレス配管ではなく、ライニング鋼管の使用で配管材料コストを削減する事まで可能にします。具体的には、これまで使用していた亜鉛めっき鋼管や塩化ビニルライニング鋼管といった管材から、建替え後の建物では腐食対策の為にステンレス管を検討していた場合、NMRパイプテクター®の移設で防錆効果は十分な為に、高価なステンレス管を使用せずに建替えが可能となります。

また、ステンレスは錆にくい材質ではありますが、エルボー部などの熔接部は錆びないという訳ではありません。ステンレス管でも結局、配管内の状態について安心できるものではない事に注意が必要です。NMRパイプテクター®の防錆効果は長期にわたるものですが、この間のランニングコストは不要になります。

また装置に過度な衝撃や振動、通常の環境外の高温等がなければメンテナンスも不要です。

この様にNMRパイプテクター®は長期的に見ても非常に費用削減に優れた防錆装置である事が分かります。また、装置移設の際には、日本システム企画(株)の専門の技術員により作業いたしますので、移設後も安心してNMRパイプテクター®をお使いいただけます。

東京神楽坂に本部のある「東京理科大学」

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