海洋汚染につながるプラスチックごみ問題解決にも貢献可能なNMRパイプテクター®-NMRPT-

海に浮かぶ大量のプラスチックごみ

最近ではレジ袋の有料化や、大手小売業者のプラスチック利用の廃止などが各方面で実施されています。これらは、海洋汚染問題等の環境に対する問題への取り組みの一環です。配管内赤錆防止装置NMRパイプテクター®は、配管内の赤錆防錆を目的とした装置ですが、環境問題にも活用する事が可能です。一見何の関係も無く感じますが、配管内の赤錆腐食が引き起こす問題の背景を知れば、NMRパイプテクター®が環境問題でも有効な事がお分かりいただけると思います。今回は、環境問題とNMRパイプテクター®による海洋汚染問題解決の可能性について紹介していきます。

海洋汚染の原因

プラスチックごみが引き起こす環境問題、一体どういった事が起きているのでしょうか? 日本ではごみの分類がしっかりとされている事や、プラスチックのリサイクルやリユースが一般的になってきていますが、それでも不法に捨てられた一部のプラスチックごみは海へ流れ込んでしまいます。海へ流れ込んだプラスチックごみは海洋生物などの体内に入り、命を落とす原因となります。また、プラスチックごみは劣化により、マイクロプラスチックと呼ばれる細かい状態となり海洋汚染を進めます。プラスチックを取り込んだ魚介類を私たちが食べる事で、人体への影響も考えられます。特に、人口の多い都市のある発展途上国では河川などから海に流れるペットボトルが多く、海洋汚染問題を加速させているのです。

水道水の水質問題から海洋汚染問題へ

発展途上国では、日本では考えられないほど、河川に水面が見えない位に大量にペットボトルが浮かんでいる事も珍しくない光景です。その理由は、日本と違い水道水の水質に問題がある為に、販売されているペットボトルに飲用水は全て頼らなければいけないという事です。その為、自然とペットボトルの使用量は多くなり、回収整備の整っていない発展途上国では放棄されるペットボトルも多くなっていきます。

困難な水質改善の対策

ペットボトルに飲用水を全て頼らなければいけない水質の低下の理由は、配管内の赤錆腐食によるものです。赤錆が多すぎる場合、塩素(カルキ)を投入しても殺菌効果が停止し、雑菌の繁殖を抑える事ができません。

そこで配管内の赤錆を無くせばいいのですが簡単にはいきません。
解決方法は配管更新しか方法はなく、膨大な費用がかかるため現実的ではありません。

NMRパイプテクター®-NMRPT-による可能性

 これらの様な問題を解決できると期待されているのが、日本システム企画株式会社が独自に開発したNMRパイプテクター®です。NMRパイプテクター®は配管更新に比べ大幅に費用を削減でき、ランニングコスト不要で40年以上の長期延命可能な為に、水質に問題のある海外地域での導入効果は非常に高くなります。

実際に、配水管の赤錆腐食により地域全体で水質に問題のあった、ベトナム・ビンフック省フォン カン地区では、NMRパイプテクター®の導入により飲用水として使用出来るまでに水質改善を行うことに成功しています。

ベトナム・ビンフック省フォン カン地区でのNMRパイプテクター®-NMRPT-導入事例

ベトナム・ビンフック省フォン カン地区の敷設15年の配水管では、赤錆腐食が進行し赤水が発生していました。水質検査の結果、NMRパイプテクター®設置予定箇所より南約500m地点で鉄分値が23.0㎎/ℓと高い数値を示し、かなりの赤錆が発生している事がわかりました。
2016年7月29日にNMRパイプテクター®を設置し、15週間後の採水検査では、鉄分値は2.5㎎/ℓと大幅な減少が確認されています。その後の調査で現在は、鉄分値0.03㎎/ℓ未満となり、これは日本国内の安全な水質と変わらないレベルとなっています。もちろん赤水は解消し、無色の水となり明らかに防錆効果が確認されました。 

環境問題にも目を向けた活動

ベトナム・ビンフック省フォン カン地区での実例のようにNMRパイプテクター®の導入によって、海洋汚染につながる根本的な問題を解決できる事が証明されました。

ペットボトル飲料の消費量は、水道水が世界的に飲用可能になれば相当な削減が期待できるでしょう。
日本システム企画株式会社は、世界的な問題となっている海洋汚染をはじめとした、環境問題にも積極的に取り組んでまいります。

2019年6月27日
2019年6月27日 海洋プラスチック汚染問題の解決策として
NMRパイプテクター®の提案説明会を開催

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