導入背景
本物件は築31年の時に亜鉛めっき鋼管（SGP）を使用している空調温水配管内の赤錆劣化が非常に進んでいる事から、配管更生装置「NMRパイプテクター」を設置しました。設置前に循環している空調温水を採水したところ、水中の全鉄値は130mg/lと配管内の赤錆腐食が大変進行していることが判明しました。「NMRパイプテクター」設置2週間後の採水では、水中の全鉄値も4.6mg/lと大幅に減少し、設置4週間後の採水では、水中の全鉄値は2.7mg/lと更に減少し、赤錆進行は完全に停止し赤錆が水に不溶性で、体積10分の1の黒錆に変化した事を立証しました。この事で空調冷温水配管は、今後の配管更新が必要無くなり、費用も10分の1以下で建物寿命まで延命出来る事になりました。 この結果を受けて、本物件では平成30年の1年間で、合計4台の「NMRパイプテクター」が導入されました。
「NMRパイプテクター」設置2週間後の採水では、水中の全鉄値も4.6mg/lと大幅に減少し、設置4週間後の採水では、水中の全鉄値は2.7mg/lと更に減少し、赤錆進行は完全に停止し赤錆が水に不溶性で、体積10分の1の黒錆に変化した事を立証しました。この事で空調冷温水配管は、今後の配管更新が必要無くなり、費用も10分の1以下で建物寿命まで延命出来る事になりました。 この結果を受けて、本物件では平成30年の1年間で、合計4台の「NMRパイプテクター」が導入されました。
導入概要
| 所在地 | 北海道札幌市 |
|---|---|
| 建物概要 | 築31年、地下1階 地上4階建554床、病院 |
| 設置日 | 2018年4月 |
| 設置配管/設置数 | 温水ヘッダー(往)一次側温水往管 (SGP管 125mm)/PT-125DS×2台 ※平成30年分として下記2台を含め、合計4台設置 ＜給水系統＞PT-100DS×1台 ＜給湯系統＞PT-75DS×1台 |
採水による効果検証
循環している配管内の水を「採水」し、水中に含まれる鉄分値を計測して効果を測定します。
| 設置前 | 設置2週間後 | 設置4週間後 | |
|---|---|---|---|
| 検体写真と 全鉄値（mg/l） |  |  |  |