導入背景
本物件は築30年の時に亜鉛めっき鋼管(SGP)を使用している空調温水配管内の赤錆劣化が進んでいる事から、配管更生装置「NMRパイプテクター」を設置しました。設置前に循環している空調温水を採水したところ、水中の全鉄値は360mg/lと配管内の赤錆腐食が大変進行していることが判明しました。
「NMRパイプテクター」設置2週間後の採水では、水中の全鉄値も0.4mg/lと大幅に減少し、設置4週間後の採水では、水中の全鉄値は0.3mg/lと更に減少し、赤錆進行は完全に停止し赤錆が水に不溶性で、体積10分の1の黒錆に変化した事を立証しました。この結果を受けて、本物件では平成29年の1年間で、合計3台の「NMRパイプテクター」が導入されました。
導入概要
所在地 | 北海道江別市 |
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建物概要 | 築30年、4階建200床(全館)、病院 |
設置日 | 2017年11月 |
設置配管/設置数 | 本館熱交換器二次側温水往管(SGP管 100mm)/PT-100DS×1台 ※平成29年分として下記2台を含め、合計3台設置 <給水系統>PT-100DS×2台 |
採水による効果検証
循環している配管内の水を「採水」し、水中に含まれる鉄分値を計測して効果を測定します。
設置前 | 設置2週間後 | 設置4週間後 | |
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検体写真と 全鉄値(mg/l) | 360 | 0.4 | 0.3 |