導入背景
本物件は築31年の時に亜鉛めっき鋼管(SGP)の空調冷温水配管内の赤錆劣化が進んでいる事から、配管更生装置「NMRパイプテクター」を設置しました。
設置前に空調冷温水を採水したところ、水中の全鉄値は120mg/㍑と配管内の赤錆腐食が大変進行していることが判明しました。
NMRパイプテクター設置2週間後の採水では水の色はほぼ透明となり、水中の全鉄値は7.0mg/lと大幅に減少しました。
設置4週間後の採水では、水の色はほぼ透明で、水中の全鉄値は1.4mg/lとさらに減少しました。
赤錆は完全に停止し黒錆に変化したことが立証されました。
このままNMRパイプテクターを使用し続ければ、配管は建物寿命まで延命できることになります。
導入概要
所在地 | 北海道 |
---|---|
建物概要 | 築31年、10階建、104室、ホテル |
設置日 | 2019年10月 |
設置配管/設置数 | 温水ボイラー二次側冷温水配管(SGP管 80mm)/PT-75DS×1台 |
採水による効果検証
循環している配管内の水を「採水」し、水中に含まれる鉄分値を計測して効果を測定します。
採水した配管内の水中の鉄分値の変化
設置前 | 設置2週間後 | 設置4週間後 | |
---|---|---|---|
検体写真と 全鉄値(mg/l) | 120 | 7 | 1.4 |