導入背景
本物件は築42年の時に亜鉛めっき鋼管(SGP)の空調冷温水配管内の赤錆劣化が進んでいる事から、配管更生装置「NMRパイプテクター」を設置しました。
設置前に空調冷温水を採水したところ、水中の全鉄値は10mg/lと配管内の赤錆腐食が大変進行していることが判明しました。
NMRパイプテクター設置2週間後の採水では水中の全鉄値は0.6mg/lと大幅に減少しました。
設置17ヶ月後の採水では水の色はほぼ透明で、水中の全鉄値は0.5mg/lとさらに減少し、赤錆が完全に防止され黒錆に変化したことが立証されました。
このままNMRパイプテクターを使用し続ければ配管は建物寿命まで延命できることになります。
導入概要
所在地 | 北海道 |
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建物概要 | 築42年、10階建、89室、ホテル |
設置日 | 2016年8月 |
設置配管/設置数 | 温水ボイラー二次側冷温水配管(SGP管 80mm)/PT-75DS×1台 冷水発生機二次側冷却水配管(SGP管 100mm)/PT-75DS×1台 |
採水による効果検証
循環している配管内の水を「採水」し、水中に含まれる鉄分値を計測して効果を測定します。
採水した配管内の水中の鉄分値の変化
設置前 | 設置2週間後 | 設置17ヶ月後 | |
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検体写真と 全鉄値(mg/l) | 10 | 0.6 | 0.5 |