導入背景
当時、本施設は築後43年が経過し、冷却水配管の腐食が非常に懸念されることから、その対策としてNMRパイプテクターを採用しました。
設置後は錆中の黒錆量の質量分析結果からも、赤錆の進行を防止し黒錆化による配管更生が立証されました。
NMRパイプテクター設置前の錆中の黒錆量は2.0%でしたが、設置10ヶ月後の錆中の黒錆量は48.2%まで、つまり相対値で2410%増加しました。
今後、錆中の赤錆が全て黒錆になれば外部腐食が発生しない限り本配管は配管更新が不要になります。
導入概要
所在地 | 北海道札幌市 |
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建物概要 | 築43年、地下3階、地上10階建、商業施設 |
設置日 | 2019年2月4日 |
設置配管/設置数 | CT-5系統冷却塔二次側冷却水配管(SGP管 200mm)/PT-200DS×1台 |
黒錆による効果検証
管内の錆中の黒錆含有率を計測して効果を測定します。NMRパイプテクターにより、赤錆が黒錆に変化することで管内は強化されます。
配管内の黒錆質量の変化
設置前 | 設置10ヶ月後 | 設置前からの増加量(相対量) | |
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黒錆質量(%) | 2.0 | 48.2 | 2410 |