様々な建物で対応可能なNMRパイプテクター®-NMRPT-
配管内赤錆防止装置NMRパイプテクター®は、マンションを中心に行政施設、医療施設、工場、商業施設と様々な建物で配管延命を行ってきました。教育施設に関しても多数設置されており、今回は英国のロンドン大学シティ校での導入事例を紹介いたします。
偉業を成し遂げた人物とも縁の深いロンドン大学シティ校
名門大学として知られるロンドン大学シティ校は、当初ノーザンプトン研究所として1894年に創立しました。その後、大学としては1966年にシティ大学
となり、さらに2016年にはロンドン大学に加盟した事で、現在のロンドン大学シティ校の名称になりました。
ロンドン大学シティ校がこれまでに輩出してきた人物には、イギリス初の女性首相であるマーガレット・サッチャーやインド独立運動の指導者である、マハトマ・ガンディーといった歴史的な人物もいる事から、非常に優れた大学である事が分かります。
多くの建物で老朽化が進んでいたロンドン大学シティ校
複数の建物で老朽化の問題を抱えていたロンドン大学シティ校では、当然配管設備も劣化が進んでいました。その中でも築43年の、亜鉛めっき鋼管を使用していた空調温水配管で赤錆腐食の深刻な建物に、2013年NMRパイプテクター®が導入されました。亜鉛めっき鋼管の耐用年数は20年程ですが、今回の空調温水配管は43年と大幅に耐用年数を超えていた為に、「赤水」「配管内赤錆閉塞」「漏水」といった、赤錆問題がいつ起こっても不思議ではない状態でした。
その為に早急な対策が必要ですが、配管劣化対策として一般的に行われる、配管更新は費用の負担が膨大で工期も長期にわたり、断水も必須と建物が通常通り使用出来なくなる不便があり、他の対策を検討していました。この時、NMRパイプテクター®は英国で多数の建物の配管延命を実証し、赤錆防錆効果と費用削減効果について信頼するに足る評価を得ていた事で、NMRパイプテクター®の採用がされました。
NMRパイプテクター®-NMRPT-の赤錆防錆効果は検証試験により各導入先で実証されています
NMRパイプテクター®の導入は、製品を設置して終了ではありません。建物の配管を赤錆劣化から守る責任と、お客様に実際の防錆効果を確認いただき、安心していただく為に赤錆防止効果の検証まで実施しています。ロンドン大学シティ校でも水質検査によって防錆効果の検証を行いました。最初に水質検査で配管内の水中の鉄分値を測定します。配管内の赤錆腐食が多ければ、赤錆の水中への溶出で鉄分値が高くなります。NMRパイプテクター®設置後の再検査で、水中の鉄分値が大幅に減少する事で、防錆効果が発揮されている事が確認できます。ロンドン大学シティ校のNMRパイプテクター®導入前の空調温水配管内の水質検査は鉄分値が3.41mg/ℓと赤錆腐食により高い鉄分値でした。NMRパイプテクター®設置後の水質検査では、空調温水配管内の水中に含まれる、鉄分値は0.08mg/ℓと大幅に減少していました。この数値は赤錆の影響が無い事を示す数値である事から、完全に赤錆腐食の進行が停止した事が実証されました。
NMRパイプテクター®-NMRPT-が配管内赤錆劣化対策に選ばれる理由
ではNMRパイプテクター®が他の配管劣化対策と比べ、優れている点や異なる点はどのようなものでしょうか。次の様な理由があります。
- 多額の費用が必要な配管更新と比較し、NMRパイプテクター®は1/5から1/10以下にまで費用削減でき、導入後のランニングコストも不要の為に、配管維持に必要な費用の長期削減ができる。
- 配管更新では断水工事が必要ですが、NMRパイプテクター®は断水不要で、配管更新の様に工事完了まで数ヵ月を要する事も無く、1~2台の設置作業では1日かからず設置が完了する為に、建物利用への支障が一切ない。
- 40年以上防錆効果が持続する事で、通常、建物寿命までに最低でも1度は必要となる配管更新を不要にする事ができる。
配管内赤錆劣化対策はNMRパイプテクター®-NMRPT-が最適です
今回の導入事例を通して、これまでNMRパイプテクター®が4,200棟以上で採用されてきた理由にご納得いただければ幸いです。配管の維持については、赤錆腐食が確認されてから対策を講じるといったケース多いのが現状ですが、より安心した配管維持を行う為にも、少しでも早い段階でNMRパイプテクター®を設置する事をお薦めします。配管内に赤錆腐食が無い場合には、NMRパイプテクター®の防錆効果によってその良好なる配管状態を維持する事ができますので、是非ご検討ください。